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お茶の時間〜お抹茶とみなづき〜

【今年の八十八夜は5月2日】お茶について投稿しよう!

お茶の時間〜和菓子みなづき〜


お抹茶が好きでよくいただきます。

京都では、6月30日の夏越の祓(なごしのはらえ)の神事にちなんで「みなづき」をいただく習わしがあります。
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自作の源氏香図の抹茶茶碗と菓子皿で
ひと足先にいただきました。
氷のかけらに似せた三角のお菓子。まるで氷のよう、上は、魔除けの意味がある、小豆を散らしています。

その昔、氷室というものがありました。
平安時代、京都には7ヶ所に氷室がありました。
そのひとつである西賀茂の氷室は京都市登録史跡として登録されています。
奈良市春日野町の氷室神社と同じく、仁徳天皇の時代に氷を作って、額田大中彦皇子に献上したと伝えられています。
旧暦では、4、5、6月が夏でしたので、夏の暑い盛りに氷室から氷を掘り出し、宮中へと運び、氷のひとかけを食したそうです。
しかし、当時は夏の氷は貴重なものでしたので、庶民は口にすることはおろか、目にすることもできませんでした。
そこで誕生したのが氷のかけらに似せた「みなづき 水無月」です。
現代は冷蔵庫が普及して、いつでも冷たい氷をいただけます。
いにしえに想いを馳せながら、、、

風そよぐ ならの小川の
夕暮れは みそぎぞ夏の
しるしなりけり
            藤原家隆



ブログテーマ:【今年の八十八夜は5月2日】お茶について投稿しよう!
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by kyotoaroma_o68 | 2023-05-30 20:07 | お茶の時間 | Comments(0)